周波数計/カウンタ
周波数計/カウンタとは

いわば、電気信号の「脈拍」を数える時計のようなものです。
周波数計/カウンタの主な用途
電子回路の設計・開発:
・回路の動作確認:設計した回路が意図した周波数で動作しているか確認します。
・トラブルシューティング:回路に異常が発生した場合、原因となる周波数のずれを特定します。
・オシレーターの特性評価:発振回路の安定性や周波数精度を評価します。
通信機器の保守点検:
・通信信号の品質評価:通信信号の周波数変動や歪みを測定し、通信品質を評価します。
・フィルターの特性評価:フィルタの遮断周波数や通過帯域幅を測定します。
計測機器の校正:
・信号発生器の校正:信号発生器が出力する信号の周波数精度を校正します。
・時間測定器の校正:時間測定器の精度を校正します。
研究開発:
・新規デバイスの特性評価:新しい電子部品や回路の特性を評価します。
・物理現象の測定:振動や音などの物理現象を周波数分析することで、その特性を調べます。
■周波数計/カウンタの種類
周波数計・カウンタは、その測定原理や機能によって様々な種類に分類されます。
主なものを以下に紹介します。
1. 測定原理による分類
ダイレクトカウント方式:
一定時間内に信号を直接カウントし、その数をゲート時間(測定時間)で割って周波数を計算します。
シンプルで安価なため、一般的な測定器として広く利用されています。
高周波数測定には不向きで、低周波数になるほど測定時間が長くなります。
レシプロカル方式:
信号の周期を測定し、その逆数から周波数を計算します。
高精度で、広帯域な周波数を測定できます。
回路が複雑で高価になる傾向があります。
2. 機能による分類
ユニバーサルカウンタ:
周波数だけでなく、時間間隔、パルス幅、周期、周波数比など、様々なパラメータを測定できる多機能なカウンタです。
電子回路の設計・開発や、通信機器の保守点検など、幅広い用途に使用されます。
マイクロ波カウンタ:
マイクロ波帯の非常に高い周波数を測定するために特化したカウンタです。
通信システムやレーダーシステムなどの分野で利用されます。
ジッタアナライザ:
デジタル信号のジッタ(時間的な揺らぎ)を測定するカウンタです。
高速デジタル回路や通信システムの評価に用いられます。
■周波数計/カウンタの代表的なメーカー
キーサイト、テクトロニクス、アンリツなど。
■周波数計/カウンタの価格
数百円~数千円: 簡易なキットや、趣味で電子工作をする方向けの低価格モデル
数万円~数十万円: 一般的な電子回路の設計・開発や、アマチュア無線などの用途に適したモデル
数十万円~数百万円: 高精度な測定が求められる研究機関や、プロのエンジニア向けのモデル
数百万円~: 大規模な通信システムや、航空宇宙産業など、高度な測定が必要な分野で使用される高性能モデル
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