サーマルサイクラー
サーマルサイクラーとは

PCRは、微量のDNAを短時間で大量に増やすことができる技術で、遺伝子解析や病原体の検出など、幅広い分野で利用されています。
サーマルサイクラーの主な用途
・遺伝子解析:遺伝子変異の検出、遺伝子多型解析など
・病原体検出:感染症の診断、食品の衛生検査など
・法医学:DNA鑑定など
・生物学研究:遺伝子クローニング、遺伝子発現解析など
■サーマルサイクラーの種類
サーマルサイクラーは、PCR反応の温度を精密に制御する装置であり、様々な種類があります。
主な種類と特徴を以下にまとめました。
サーマルサイクラーの種類と特徴
1. シングルブロックタイプ
特徴:1つのブロックでPCR反応を行うシンプルなタイプ。
メリット:価格が比較的安価、操作が簡単
デメリット:サンプル数に制限がある、ブロック交換ができない
2. マルチブロックタイプ
特徴:複数のブロックを交換できるタイプ。
メリット:異なる種類のチューブやプレートに対応できる、複数のPCR反応を同時に実行できる
デメリット:価格がやや高価、操作が複雑になる場合がある
3. リアルタイムPCR装置
特徴:PCR増幅と同時に蛍光強度を測定できる。
メリット:定量PCRが可能、反応の進行をリアルタイムで確認できる
デメリット:価格が非常に高価、操作が複雑
4. 高速サーマルサイクラー
特徴:温度変化速度が非常に速い。
メリット:PCR時間を大幅に短縮できる
デメリット:価格が高い、一部の試薬との相性に注意が必要
サーマルサイクラーを選ぶ際のポイント
サンプル数:処理したいサンプル数
チューブの種類:使用するチューブやプレートの種類
温度制御精度:必要な温度精度
速度:PCR時間を短縮したいか
予算:購入予算
その他の機能
グラジエント機能:温度勾配を設定し、最適なアニーリング温度を迅速に探索できる
タッチダウンPCR機能:初期サイクルで高いアニーリング温度を設定し、徐々に下げることで特異性を向上させる
ホットスタート機能:PCR反応開始時に酵素を活性化させることで、非特異的な増幅を抑える
■サーマルサイクラーの代表的なメーカー
Thermo Fisher Scientific、Bio-Radなど。
■サーマルサイクラーの価格
入門機: 数十万円から。
中級機: 数十万円~数百万円。
ハイエンド機: 百万円以上。
■商品リスト
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