電源とは
さまざまな水準での「源」が電源と呼ばれ、たとえば電気機器を動かす電力を取り入れる所も電源と呼ばれます。
電源の主な用途
■電源の基本的な仕組み
電源装置の仕組みは、大きく分けて以下の3つのステップに分けられます。
・変圧:交流電源を、機器が動作に必要な電圧に変換します。
・整流:交流電源を、機器が動作に必要な直流電源に変換します。
・平滑:整流後の直流電源を、機器が動作に必要な安定した電源に変換します。
変圧:交流電源は、商用電源の周波数である50Hzまたは60Hzで変動しています。機器が動作に必要な電圧が商用電源の電圧と異なる場合は、変圧器を使用して変圧を行います。変圧器は、コイルの相互誘導を利用した装置です。交流電流を流したコイル(一次コイル)によって発生した磁束が、他のコイル(二次コイル)に誘導され、二次コイルに交流電流が流れる仕組みです。
整流:交流電源は、正の半波、負の半波、正の半波、負の半波というように、プラスとマイナスが繰り返されています。機器が動作に必要な直流電源は、プラスとマイナスが常に存在している必要があります。そのため、整流器を使用して整流を行います。整流器には、ダイオードやサイリスタなどの半導体素子を使用した整流回路が用いられます。
平滑:整流後の直流電源には、リップルと呼ばれる交流成分が含まれています。リップルは、機器の動作に悪影響を及ぼす可能性があるため、平滑回路を使用して除去する必要があります。平滑回路には、コンデンサやインダクタなどの部品が用いられます。
■電源の種類
電源装置には、さまざまな種類があります。主な種類としては、以下のようなものが挙げられます。
AC/DC電源:交流電源を直流電源に変換する電源装置
DC/DC電源:直流電源を別の直流電源に変換する電源装置
スイッチング電源:スイッチング回路を使用して電圧や電流を変換する電源装置
レギュレータ:出力電圧を一定に保つ電源装置
無停電電源装置 (UPS):停電時に備えて、蓄電池から電力を供給する電源装置
電源装置は、私たちの生活や産業に欠かせない重要な装置です。電源装置の種類や仕組みを理解することで、適切な電源装置を選ぶことができます。
■電源の代表的なメーカー
菊水、松定プレシジョン、エー・アンド・デイ、コーセルなど。
■電源の価格
業務用電源装置の場合は、数十万円から数百万円程度の価格のものまであります。
■商品リスト
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