標準抵抗器
標準抵抗器とは

標準抵抗器の主な用途
・校正:
抵抗計やその他の計測器の校正に使用されます。
・計測:
精密な抵抗測定や電圧測定に使用されます。
・研究開発:
高精度な抵抗値が必要な研究開発に使用されます。
■標準抵抗器の種類
標準抵抗器は、その精度と安定性から、様々な種類が存在します。大別すると、以下のようになります。
1. 抵抗値による分類
低抵抗標準器: 0.001Ω~1Ω程度の低い抵抗値を持つ標準器です。主に、大電流測定や低抵抗素子の校正に用いられます。
中抵抗標準器: 1Ω~10kΩ程度の中程度の抵抗値を持つ標準器です。最も一般的な標準抵抗器で、電圧測定や抵抗測定の校正に広く用いられます。
高抵抗標準器: 10kΩ以上の高い抵抗値を持つ標準器です。絶縁抵抗測定や高抵抗素子の校正に用いられます。
2. 構造による分類
線抵抗標準器: 抵抗線に金属線を用いた標準器です。構造が単純で安定性に優れますが、抵抗値の温度依存性が大きいという欠点があります。
薄膜抵抗標準器: 抵抗体に薄膜金属を用いた標準器です。抵抗値の温度依存性が小さく、高精度な抵抗値が得られます。
金属箔抵抗標準器: 抵抗体に金属箔を用いた標準器です。非常に高い精度と安定性を持ち、最高水準の標準抵抗器として用いられます。
3. 用途による分類
一次標準抵抗器: 国家標準にトレーサブルな最高精度の標準抵抗器です。主に、校正機関や研究所で使用されます。
二次標準抵抗器: 一次標準抵抗器によって校正された標準抵抗器です。主に、計測器メーカーや校正サービス事業者で使用されます。
作業用標準抵抗器: 二次標準抵抗器よりも精度が低いものの、現場での校正や測定に用いられる標準抵抗器です。
4. その他
可変標準抵抗器: 抵抗値を調整できる標準抵抗器です。抵抗値の校正や調整に用いられます。
抵抗箱: 複数の抵抗器を組み合わせ、様々な抵抗値を設定できる装置です。
■標準抵抗器の代表的なメーカー
横河、キーサイトなど。
■標準抵抗器の価格
一般的な抵抗器に比べて高価であり、価格帯は数万円から数十万円程度となります。
価格は、抵抗値、精度、仕様などによって異なります。
■商品リスト
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