方向性結合器
方向性結合器とは

方向性結合器の主な用途
・信号の監視と測定:
伝送線路を流れる信号の一部を、信号の流れを乱すことなく取り出し、電力や周波数などを測定します。
・反射波の分離:
伝送線路で発生する反射波を分離し、定在波比(VSWR)の測定や、機器のインピーダンス整合などに利用します。
・信号の結合と分離:
複数の信号を特定の比率で結合したり、一つの信号を複数の信号に分離したりします。
■方向性結合器の種類
方向性結合器の種類は以下になります。
1. 構造による分類
同軸方向性結合器:
同軸ケーブルを使用した構造で、広帯域な特性を持ちます。
主に、測定器や通信機器などで使用されます。
導波管方向性結合器:
導波管を使用した構造で、高周波・高電力の信号を扱うのに適しています。
レーダーや衛星通信などで使用されます。
ストリップライン型方向性結合器:
プリント基板上にストリップラインを形成した構造で、小型・軽量です。
携帯電話や無線LANなどの小型機器で使用されます。
2. 用途による分類
測定用方向性結合器:
高精度な測定を目的としており、高い方向性や低い挿入損失が求められます。
ネットワークアナライザやスペクトラムアナライザなどで使用されます。
高電力用方向性結合器:
高電力の信号を扱うことを目的としており、高い耐電力性能が求められます。
レーダーや放送機器などで使用されます。
双方向性結合器:
進行波と反射波を同時に測定する事ができる結合器です。
3. その他
ハイブリッド結合器:
2つの入力信号を結合したり、1つの入力信号を2つの出力信号に分離したりする機能を持つ方向性結合器です。
90度ハイブリットや180度ハイブリットなど位相によって種類が分かれます。
■方向性結合器の代表的なメーカー
キーサイトなど。
■方向性結合器の価格
一般的な測定用…数千円から数万円程度、高周波・高電力用…数万円から数十万円以上、中古品…数千円から数万円程度
■商品リスト
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