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トルク計/トルクメータ

トルク計/トルクメータとは

トルク計(トルクメーター、トルクセンサー、トルク変換器とも呼ばれる)とは、物体に作用する回転力、すなわちトルクを測定するための計測機器のことです。

「トルク」が物体を回転させる力の大きさであるのに対し、トルク計はその「どれくらいの回転力がかかっているか」を数値化して測定する役割を担います。

トルク計と回転計の違い
トルク計は、物体を回転させる力の大きさ(トルク) を測定する機器です。回転計は、物体の回転速度 を測定する機器です。

トルク計/トルクメータの主な用途

トルク計は、多岐にわたる分野で活用されています。

・自動車・航空機産業:エンジンやモーターの性能評価、トランスミッションの効率測定、タイヤの締め付けトルク管理、各種部品の耐久試験。

・生産ラインの品質管理:ボルトやネジの締め付けトルク管理(緩みや破損防止)、製品の操作感(スイッチ、ダイヤルなど)の評価、各種部品の組み立てトルク測定。

・研究開発:新しい素材や部品の強度試験、機械の設計における最適トルクの決定、ロボットや自動機の動作制御研究。

・家電製品・電子機器:ドアの開閉トルク、ボタンのクリック感、ボリュームの回転トルクなど、ユーザーインターフェースの操作性評価。

・医療機器:手術用ロボットの微細な力検出、リハビリ機器での筋力測定。


■トルク計/トルクメータの種類

トルク計の種類には、以下の様なものがあります。

回転型トルク計(動的トルク計): モーターやエンジン、ポンプなど、実際に回転している軸のトルクを連続的に測定します。 軸とトルク計を直列に接続して使用されることが多く、非接触式(磁歪式、光学式など)が主流です。 リアルタイムでのトルク変動の監視や、動力(トルク×回転数)の算出、性能試験などに用いられます。

非回転型トルク計(静的トルク計): 回転していない状態、またはごくゆっくりとした回転におけるトルクを測定します。 ボルトの締め付けトルク、キャップの開閉トルク、スイッチの操作トルクなど、一時的に発生するトルクの測定に適しています。 「トルクレンチ」や「トルクドライバー」もこの一種で、特定のトルクで締め付けるための工具であり、測定機能も兼ね備えています。

微小トルク計: 非常に小さなトルク(mN・mやcN・mオーダー)を測定するために特化されたトルク計です。 精密機器の部品、医療機器、家電製品の操作部(ボリュームつまみ、リップクリームの繰り出しなど)のトルク測定に用いられます。


■トルク計/トルクメータの代表的なメーカー

東日製作所、小野測器など。


■トルク計/トルクメータの価格

トルクドライバー / トルクレンチ(測定機能付き、簡易的なもの)…価格帯: 1万円台~10万円程度
静的トルク計(据え置き型、卓上型)…価格帯: 10万円~50万円程度
回転型トルク計(動的トルク計)…価格帯: 30万円~数百万円以上
特殊なトルク計 / トルク試験システム…価格帯: 数百万円~数千万円


■商品リスト

トルク計/トルクメータの商品リストです

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