防振台
防振台とは

特に、精密な測定装置や製造装置、顕微鏡、電子天びんなど、わずかな振動でも性能や精度に大きな影響が出るような機器で使用されます。
防振台の主な用途
・電子顕微鏡、光学顕微鏡
・電子天びん、マススペクトロメータ
・レーザー実験装置、干渉計
・半導体、液晶製造検査装置
産業分野:
・精密加工機
・各種測定機器、検査装置
・クリーンルーム内の設備
■防振台の種類
防振台は、大きく分けて以下の2種類があります。
パッシブ型(受動型):
ゴム、バネ、空気ばねなどの柔らかい材料や機構を利用して、振動を吸収・減衰させます。
床からの振動が防振台を介して伝わる際に、これらの材料が変形することで振動エネルギーを熱などに変換し、機器への伝達を小さくします。
メンテナンスが比較的容易で、コストパフォーマンスに優れています。
例:空気ばね式、防振ゴム式、コイルばね式など。
アクティブ型(能動型):
センサーで振動を検知し、その振動と逆向きの力をアクチュエータ(電気的な制御で動作する部品)で発生させることにより、振動を打ち消します。
リアルタイムで振動を制御できるため、パッシブ型では難しい低周波数帯の振動にも効果を発揮し、より高い精度での防振が可能です。
精密な制御が必要なため、パッシブ型に比べて高価になる傾向があります。
防振と除振の違い:
厳密には、「防振」と「除振」は異なる意味で使われることがあります。
除振(じょしん):
外部から伝わる振動(床からの振動など)を、機器への影響を少なくするように取り除くことを指します。防振台の主な目的はこちらです。
防振(ぼうしん):
機器自体が発生させる振動が、外部(周囲の環境や他の機器など)に伝わらないように防ぐことを指します。例えば、エアコンの室外機の下に敷く防振ゴムなどがこれにあたります。
ただし、多くの防振・除振製品は両方の効果を兼ね備えており、日常的な会話では「防振台」という言葉が除振の意味で広く使われています。
■防振台の代表的なメーカー
シグマ光機、特許機器など。
■防振台の価格
簡易的な防振マット・シートなど…数千円~1数万円程度。
卓上型パッシブ防振台(ゴム式・簡易空気ばね式)…5万円~130万円程度。
卓上型パッシブ防振台(高性能空気ばね式・ハニカム定盤付きなど)…20万円~160万円程度。
フロア設置型パッシブ防振台(大型空気ばね式など)…数十万円~100万円以上。
アクティブ防振台…100万円~数百万円。
■商品リスト
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