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CC-Link(シーシーリンク)

CC-Link(シーシーリンク)とは

CC-Link(Control & Communication Link)とは、製造現場における制御機器や情報機器を接続するための高速な産業用オープンネットワークです。
三菱電機が提唱し、現在はCC-Link協会によって技術仕様の公開や普及が進められています。

CC-Link(シーシーリンク)の主な用途

主に製造業の生産現場で、PLC(プログラマブルロジックコントローラ)と、それに接続される様々な機器(I/O機器、センサー、アクチュエーターなど)間の通信に利用されます。
また、プロセス制御やビル設備制御など、幅広い分野で活用されています。
近年では、高速通信とリアルタイム性をさらに強化した「CC-Link IE TSN」など、イーサネットをベースとした新しい規格も登場し、IoTを活用したスマートファクトリーの構築を加速させています。


■CC-Link(シーシーリンク)の種類

CC-Linkは、時代の変化や技術の進歩に合わせて複数の規格に分かれています。
主要なものは以下の通りです。

CC-Link (シリアル通信ベース)
初期のCC-Linkで、RS-485を物理層とするシリアル通信がベースです。
高速なI/O通信や、アナログデータの通信に対応しています。
シンプルで堅牢なため、今でも多くの現場で利用されています。

CC-Link IE (Ethernetベース)
産業用イーサネットをベースとした規格で、CC-Linkの高速・大容量通信をさらに強化したものです。

CC-Link IE Field Network
通信速度は1Gbps。
ライン型、スター型、リング型など柔軟なネットワーク構成が可能です。

CC-Link IE Control Network
主にコントローラ間通信(PLC間など)に特化した規格です。

CC-Link IE Field Network Basic
汎用的なイーサネット機器と接続可能で、CC-Link IEの簡易版として位置づけられます。100Mbpsの通信速度です。

CC-Link IE TSN (Time Sensitive Networking)
最新の規格で、従来のCC-Link IEに「TSN(時間同期型ネットワーク)」技術を組み合わせたものです。
高速・大容量通信に加え、ITシステムとの融合やIoTへの対応が強化されています。
リアルタイム性を極めて高いレベルで保証するため、モーション制御などの高精度な同期が求められる用途に適しています。

その他の関連規格
CC-Link Safety: 安全関連の通信に特化した規格です。
CC-Link/LT: センサやアクチュエータなどの小規模な分散制御に適した省配線システムです。


■CC-Link(シーシーリンク)の代表的なメーカー

三菱電機、SMCなど。


■CC-Link(シーシーリンク)の価格

マスタ・ローカルユニット(PLCの増設ユニットなど): 数万円〜数十万円(例 2〜10万円台)
リモートI/Oユニット: 2万円〜10万円程度
ケーブル: 100m巻きで数万円(例 3〜10万円)
ACサーボアンプなど高性能機器:数十万円以上


■商品リスト

CC-Link(シーシーリンク)の商品リストです

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