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サーボドライバ

サーボドライバとは

サーボドライバ(またはサーボアンプ、サーボコントローラー)は、サーボモーターを正確に、かつ指示通りに動かすための「頭脳」の役割を果たす装置です。

サーボモーターは、工場などの自動化ラインやロボットアーム、精密な位置決めが必要な機械で広く使われています。サーボドライバは、このモーターとセットで使われ、非常に高精度な動作を実現するために不可欠です。

サーボドライバの主な用途

サーボドライバの主な用途は以下になります。

・産業用ロボット
ロボットアームの関節など、複雑で滑らかな動きを実現。

・CNC工作機械
金属などを精密に削るための正確な位置決め。

・半導体製造装置
マイクロメートル単位の非常に高い精度が求められる部品の移動。

・自動組立装置
検査装置:高速かつ正確な部品の搬送や位置決め。


■サーボドライバの種類

サーボドライバの分類は、主に制御方式と駆動するモーターの種類の2つの観点で行われます。

1. 制御モードによる分類(機能別)
サーボドライバが、上位コントローラーからの指令に基づいてモーターにどのような動作をさせるか、という機能に着目した分類です。多くのドライバは、これらのモードを切り替えて使用できます。

1. 位置制御モード (Position Control)
モーターを特定の目標位置に正確に移動させ、停止させるためのモードです。最も広く使われています。
用途例: 産業用ロボットのアーム、CNC(コンピューター数値制御)工作機械でのテーブル移動、半導体製造装置での精密な位置決め。

2. 速度制御モード (Speed Control)
モーターを設定した回転速度で一定に保つ、あるいはスムーズに加減速させるためのモードです。
用途例: コンベアやベルト駆動の速度調整、一定のスピードが求められる製造ライン。

3. トルク制御モード (Torque Control)
モーターが発生する回転力(トルク)を一定に保つ、または制限するためのモードです。
用途例: フィルムや紙を巻き取る際の張力(テンション)制御、部品を一定の力で押し付けたり圧入したりする作業。

2. 駆動するモーターによる分類
サーボドライバは、組み合わせて使用するサーボモーターの種類によって、内部の回路構成が異なります。

1. ACサーボドライバ
駆動モーター: AC(交流)サーボモーター
特徴: 高出力、高効率、メンテナンスの手間が少ないことから、現在の産業用で最も普及しているタイプです。非常に精密かつダイナミックな制御が可能です。

2. DCサーボドライバ
駆動モーター: DC(直流)サーボモーター
特徴: ACサーボに比べて安価でシンプルな構造ですが、出力は比較的小さくなります。主に小型機器や低容量の用途に使われます。

3. フィードバック方式による分類
精密な位置決めのための、フィードバック信号の取り方による分類です。

1. セミクローズドループ(半閉ループ)
フィードバック源: サーボモーターに内蔵されたエンコーダ
特徴: モーターの回転角は正確に制御できますが、その後のボールねじなどの機械部品の誤差は補正されません。多くの一般的な産業用途で採用されています。

2. フルクローズドループ(全閉ループ)
フィードバック源: 実際に動かしたい駆動部(テーブルなど)に直接取り付けた外部スケール
特徴: 機械部品の誤差も含めて補正するため、最高レベルの精度が求められる用途(超精密加工機など)で採用されます。

これらの種類を理解することで、用途に合った最適なサーボシステムを選ぶことができます。


■サーボドライバの代表的なメーカー

三菱電機など。


■サーボドライバの価格

小型・低容量(50W~400W程度)…5万円~15万円程度
中容量・標準モデル(750W~3kW程度)…10万円~30万円程度
高容量・高性能モデル(5kW以上、または特殊機能付き)…30万円以上


■商品リスト

サーボドライバの商品リストです

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