menu
リセール/中古計測器の専門店 株式会社メジャー

滅菌器

滅菌器とは

滅菌器(めっきんき)とは、高圧蒸気、熱、ガス、または化学物質などを用いて、対象物に付着するすべての微生物(細菌、真菌、ウイルス、そして特に抵抗性の強い芽胞を含む)を完全に死滅・除去する装置です。

これは「滅菌」と呼ばれる操作を実現するための機器であり、特に医療、歯科、研究、食品製造など、高い衛生状態が求められる現場で不可欠とされています。

滅菌器の主な用途

滅菌器は、「すべての微生物を完全に死滅・除去する」という目的のもと、高い衛生度が求められる様々な分野で幅広く使用されています。
滅菌器の主な用途を分野別、および滅菌方式別にご紹介します。

1. 主要な用途:医療・歯科分野
最も厳格な滅菌が求められる分野であり、感染症の予防に不可欠です。
手術器具: メス、鉗子、ハサミ、縫合針など、患者の体内に入るすべての器具。
医療用器材: 注射器(再利用可能なもの)、カテーテル、内視鏡、インプラント(人工関節など)
歯科医療: 歯を削るドリル、ミラー、ピンセットなど、患者の唾液や血液に触れる器具。
滅菌されたガーゼ・リネン: 手術着やドレープなど、手術時に使用する布製品。

2. 研究・実験分野
実験結果に影響を与えかねない微生物汚染を防ぐために使用されます。
実験器具: ピペット、フラスコ、ビーカー、シャーレ、試験管などのガラス器具。
培地・試薬: 細菌や細胞を培養するための培地や、実験に使用する試薬。
実験後の廃棄物: 病原性を持つ微生物が含まれる実験後の器具や使用済み培地、廃棄液などを安全に処理(不活化)するため。
動物実験用器具: ケージや飼育器具の滅菌。

3. 産業・製造分野
製品の品質維持や安全性を保証するために利用されます。
製薬工場: 医薬品の製造ライン、容器、ろ過フィルターなど、無菌状態が必要なすべての設備や原材料。
食品製造: 缶詰やレトルト食品の製造工程(特に高圧蒸気滅菌器が「レトルト殺菌装置」として使われることが多い)。
化粧品製造: 無菌性が求められる化粧品の容器や原料。


■滅菌器の種類

主な種類は以下になります。

高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)
乾熱滅菌器
ガス滅菌器(EOG滅菌など)
低温ガスプラズマ滅菌器


■滅菌器の代表的なメーカー

大平製作所など。


■滅菌器の価格

高圧蒸気滅菌器 (オートクレーブ) …
容量:卓上小型 (数L~十数L) 30万円 ~ 150万円程度 用途:歯科、小規模クリニック、研究室、実験室
中型/医療用 (20L~50L程度) 80万円 ~ 300万円超 用途:病院、専門クリニック、大規模な研究施設
高性能クラスB (卓上型) 100万円 ~ 250万円程度 用途:医療(複雑な器具や中空構造の器具の滅菌)

乾熱滅菌器 …
小型/汎用 15万円 ~ 50万円程度 用途:研究室、湿気に弱い器具、ガラス器具
低温ガス滅菌器 中型/大型 (EOG・プラズマ) 数百万円 ~ 一千万円超 用途:熱に弱い精密医療器具、カテーテル、手術室

簡易滅菌器 …
ガラスビーズ滅滅菌器 8万円 ~ 15万円程度 用途:研究用(接種針などの瞬間的な滅菌)
UV(紫外線)殺菌庫 5万円 ~ 30万円程度 用途:器具の保管・殺菌(滅菌ではない)


■商品リスト

滅菌器の商品リストです

お電話によるお問合せ

0120-008-004

受付時間 09:00~18:00

メールフォームでのお問合せ

お問い合わせフォーム

メーカーから探す