シュミットハンマー
シュミットハンマーとは
正式には「コンクリートテストハンマー」や「リバウンドハンマー」と呼ばれますが、1948年にスイスのシュミット博士によって開発されたため、その名が通称として世界的に広く使われています。
シュミットハンマーの主な用途
目的:
構造物として要求される強度を満たしているかを確認する測定・検査が目的です。
物理的な影響:
表面に小さな打撃痕が残るだけで、構造物には実質的な損傷を与えません(非破壊)。
重要性:
構造物の品質管理において、簡便で迅速なスクリーニング(予備調査)として非常に重要な役割を果たします。
■シュミットハンマーの種類
シュミットハンマー(コンクリートテストハンマー)は、測定対象とするコンクリートの強度範囲や構造物の種類、そして機能によっていくつかの種類に分類されます。
主な種類と特徴を以下にまとめます。
1. 測定対象の強度・用途による分類:
N型 (標準型):
最も一般的なタイプ。打撃エネルギーが標準(2.207J)。
普通コンクリート(圧縮強度 約10N/mm2~70N/mm2)の検査。橋梁、ビル、一般構造物など。
L型 (低エネルギー型):
打撃エネルギーがN型の約1/3(0.735J)と小さい。強度が低いコンクリートや、薄い部材(例:厚さ100mm以下の壁、タイル張りなど)の検査。測定時の破壊を避けたい場合に有効。
P型 (ピストン型):
打撃エネルギーが最も小さい(0.120J)。岩石、モルタル、軽量コンクリートなど、非常に軟らかい材料の検査。
2. 機能による分類:
アナログ式:
機器側面の目盛板(スケール)に、ハンマーの反発度(R値)が直接表示されます。構造がシンプルで故障しにくい。安価。特別な電源が不要。
デジタル式:
測定された反発度(R値)がデジタルディスプレイに表示されます。測定値の読み間違いがない。複数回測定の平均値や強度換算値を自動で計算・表示できる。データの保存・転送機能(USBなど)を持つ機種が多い。
3. 特殊な用途による分類:
垂直面専用:
垂直面の打撃に適した設計。垂直な壁や柱の検査。
角度補正機能付き:
打撃角度を自動または手動で入力することで、角度による反発度の誤差を自動的に補正する機能を持つデジタル機。様々な角度の構造物に対する測定の精度向上。
■シュミットハンマーの代表的なメーカー
富士物産など。
■シュミットハンマーの価格
廉価なアナログ式…シンプルな構造、指針(スケール)で反発度を読み取るタイプ。1万円台後半〜3万円台。
国産・標準アナログ式…国内メーカーのN型(標準型)など。信頼性の高い機種。7万円台〜10万円前後。
海外トップメーカー品…Proceq社(スイス)のN型など、国際的な基準機。15万円台〜25万円前後。
デジタル式(高機能型)…反発度の自動計算・データ保存・PC転送機能を持つ。25万円台〜50万円以上。
■商品リスト
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