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弾性波速度計

弾性波速度計とは

弾性波速度計(Elastic Wave Velocity Meter)は、材料の弾性特性、特に弾性波速度を測定するための装置です。弾性波速度は、物質が弾性変形に応答する速度を示す指標であり、一般的に2つの主要なタイプの弾性波、つまり圧縮波(P波)とせん断波(S波)の速度を含みます。これらの速度情報は、物質の物性や地下の地層構造を理解するために非常に重要です。

弾性波速度計の主な用途

弾性波速度計の主な用途は以下の通りです。

・地下の地質調査:地質学者や地質調査者は、弾性波速度計を使用して地下の岩石や地層の性質を評価し、地質構造を解明します。これにより、鉱物資源の探査、鉱山開発、地質リスク評価が可能となります。

・地盤調査:建設プロジェクトや土木工学において、弾性波速度計は土壌の物性を評価し、建設物の基礎設計に必要な情報を提供します。特に、地盤の強度、密度、および地下の岩層を特定するのに役立ちます。

・地震学:地震学者は、弾性波速度計を使用して地震波の伝播を監視し、地下の地層や岩石の性質を解析します。これは地震の原因と影響を研究し、地震の被害予測や地震の震源位置を特定するのに重要です。

・石油およびガス探査:石油産業では、弾性波速度計が地下の地質構造を調査し、石油やガスの鉱脈を特定するために使用されます。これにより、油井やガス井の開発と生産が効率的に行われます。

・地下施設の調査:弾性波速度計は、地下のパイプ、配管、地下室、トンネル、地下鉄、および地下施設の調査に使用されます。これにより、施設の位置と状態を確認し、地下の設備の維持管理が行えます。

・環境モニタリング:弾性波速度計は地下の環境への影響を調査し、環境プロジェクトの評価に使用されます。地下水流の追跡や環境汚染のモニタリングに役立つことがあります。

■弾性波速度計の種類

主な弾性波速度計の種類には以下のものがあります。

P波およびS波速度計:圧縮波(P波)およびせん断波(S波)速度を測定するための基本的な装置です。これらの速度計は地質学、地盤工学、地震学などの分野で広く使用されます。

地中レーダー(Ground Penetrating Radar, GPR):GPRは非侵襲的な地中探査に使用され、地下の地層構造や埋設物体を調査するのに役立ちます。弾性波速度計とは異なり、電磁波を使用します。

シースミック測定装置:シースミック測定装置は、地下の地層および地質構造を評価するために使用されます。これには地震プロファイリング、リフラクション、および反射測定が含まれます。

地下水位測定器:地下の水位を測定するための装置で、地下の地層や水位の変動を監視するのに使用されます。

鉱床調査装置:鉱山業界では、鉱床の位置や鉱石の性質を特定するために特化した弾性波速度計が使用されます。

地下のパイプおよびケーブル探知器:地下のパイプ、電線、通信ケーブルなどの埋設物を特定するために使用され、建設プロジェクトや地中施設の管理に役立ちます。

地下鉱山測定装置:鉱山内の坑道や作業場所での安全性と生産性向上のために、地下鉱山内の岩石の性質や地層を評価するために使用されます。


■弾性波速度計の代表的なメーカー

応用地質など。


■弾性波速度計の価格

地盤用弾性波速度計:10万円~30万円、構造物用弾性波速度計:30万円~70万円。


■商品リスト

弾性波速度計の商品リストです

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