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超音波測定器

超音波測定器とは

超音波測定器(Ultrasonic Tester)は、超音波を使用して物体の内部構造や特性を非破壊的に評価するための装置です。超音波は、高周波数の音波であり、物体内部を透過し、反射や散乱を通じて情報を収集します。超音波測定器は、品質管理、製造プロセスの監視、構造診断、医療診断、材料評価などのさまざまなアプリケーションで使用されます。

超音波測定器の主な用途

超音波測定器は、その高い精度と非破壊的な性質により、さまざまな用途で広く使用されています。以下は、超音波測定器の主な用途のいくつかです。

・非破壊評価(Non-Destructive Testing, NDT):超音波測定器は、材料や製品の内部の欠陥や異常を検出するために使用されます。これにより、材料の品質管理が向上し、安全性が確保されます。具体的な用途には、溶接部のクラック検出、鋳造物の欠陥検出、部品の品質管理が含まれます。

・構造物の診断:超音波は、建築物、橋、ダム、パイプラインなどの構造物の内部の劣化やクラックを評価するのに使用されます。これにより、構造物の耐久性と安全性が確保されます。

・医療診断:超音波イメージングは、医療分野で広く使用され、内部の臓器、組織、および胎児の観察に使用されます。超音波は、無害でリアルタイムの画像を提供し、医師に診断と治療計画をサポートします。

・材料特性の評価:超音波測定器は、材料の密度、弾性率、硬度、強度などの物理的な特性を測定するのに使用されます。これは材料工学や材料設計において重要です。

・液体の流量測定:超音波測定器は、液体の流量を非接触で測定し、液体の流れや混合プロセスの監視に使用されます。産業プロセス制御や環境モニタリングに応用されます。

・地質学と鉱山探査:地下の地層構造を評価するために、超音波が地質学者と鉱山技師によって使用されます。鉱石の探査や採掘場所の選定に役立ちます。

・非破壊的な石油およびガスパイプライン検査:石油およびガス産業では、パイプラインの内部劣化や欠陥を検出し、パイプラインの安全性を確保するために超音波測定器が使用されます。

■超音波測定器の種類

超音波測定器は、さまざまなアプリケーションと要件に応じて多くの異なるタイプが存在します。以下は、一般的な超音波測定器の種類のいくつかです。

超音波探傷試験(Ultrasonic Flaw Detectors):このタイプの超音波測定器は、材料内部の欠陥やクラックを検出するために使用されます。探傷試験では、超音波信号を物体に送信し、反射信号を受信して欠陥の位置とサイズを特定します。非破壊評価(NDT)で広く使用されます。

超音波厚さ計(Ultrasonic Thickness Gauges):超音波厚さ計は、材料の厚さを非破壊的に測定するために使用されます。これは腐食や摩耗などの材料の劣化を監視し、品質管理に役立ちます。

超音波流速計(Ultrasonic Flow Meters):超音波流速計は、液体または気体の流量を非接触で測定するために使用されます。これは工業プロセス制御、環境モニタリング、およびエネルギー産業で重要です。

超音波イメージング装置(Ultrasonic Imaging Devices):超音波イメージング装置は、医療、非破壊評価、材料評価などの分野で使用され、物体の内部構造を可視化します。医療用の超音波装置は、超音波エコーグラフィ(超音波検査装置)として知られています。

地中レーダー(Ground Penetrating Radar, GPR):GPRは、地下の物体や地層を調査するために超音波を使用する装置で、建設、地質学、考古学、および環境調査に使用されます。

超音波圧縮試験装置(Ultrasonic Compression Testing Devices):材料の圧縮特性を評価するために使用され、建築材料の評価や試験に役立ちます。

鉱山および地質調査装置:地中の岩石構造を調査し、鉱石の探査や鉱床の特性評価に使用されます。


■超音波測定器の代表的なメーカー

富士物産、東横エルメスなど。


■超音波測定器の価格

厚さ計:10万円~50万円、硬度計:10万円~30万円、非破壊検査用超音波測定器:50万円~100万円。


■商品リスト

超音波測定器の商品リストです

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